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Adobe映像塾の「驚きのVFXの裏側」 ゲスト 古賀信明氏 を見た。

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11分頃話が出てくるのですが、
第1作目スターウォーズEP4の冒頭の巨大なスターデストロイヤーのシーン(一番上の画像)は
わずか91cmのミニチュア模型と、Nikkor15mm広角レンズで撮影されたらしい。

なんとー!ハリウッドだからもっと巨大なセットのような模型だとばっかり思っていた。

ところが、91cmのミニチュアをこのミリ数のレンズで撮影すると、
絶対にパンフォーカスにはならず、必ずピントが外れた場所ができてしまうそうな。
被写界深度が浅く写ると巨大感は出ず、ミニチュアに見えてしまう。
(その辺を逆手に取って巨大な実物をミニチュアっぽく撮影する方法はこちら参照)

そこでパンフォーカスで撮影して巨大感を出すために、
スターウォーズでは、なんとアオリカメラを使って撮影したんだそうだ。。。
フイルムの撮影面自体を模型のパースにあわせて傾けてピントを無理矢理パンフォーカスにしたらしい。

おおおお、知らなかった。

ムービーでアオリカメラって。。。作ったのかね? 
カメラが無ければ作ってしまえ的なDIY感があちらにはあるなぁ。


アオリカメラはCG全盛の今は不要だとしても、
印象として「巨大にみせる」ポイントの1つはパンフォーカスなんですね。
全部にピンがあっているか、逆にボケる時は全部か。

ちなみにhttp://www.spfxstudio.com/ によると、
スターウォーズEP2のエンディングは古賀さんがILMの上杉氏にあげた
吉祥寺の夕焼けの写真が使われてるんだそうな。
(VFXコラム→「STAR WARS Ep.IIのエンディングの空は吉祥寺の空」参照)

他にも、マッチムーブ用のトラッキングマーカーの作り方の話とか、かなり面白かった!
本も買ってみよう。


(追記)読後感想
Ⅰはアナログ時代のVFX講座、Ⅱは半分がデジタル時代のVFX講座、後半分が仕事の姿勢やプロフェッショナル論、教育論にまで及ぶ。
「現場では大きな声で挨拶する事」なんてことまで書いたVFXの本って初めて読んだ。
無論その重要性も説く。
後半は何の仕事にも通じるモノがあり、何度も読み返してしまった。Ⅱの方がおすすめかな。
ネットの「情報」とは異なる価値の内容で、薄甘い憧れは具体的に打ち砕く。
この人は長年苦労して、本当に必要な事や魅力を伝えようとしているなと感じました。
VFXを作る側の人も作ってもらう側の人にも良い本だと思います。



古賀さんの会社で出してるリアルな血糊
http://www.spfxstudio.com/