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GH2もEOSも動画撮影時は写真撮影時とは違った撮像素子の読み出し方をしています。
写真用の画素数は多すぎて、動画のスピードでは全画素を読み出していると
転送時間が間に合わず高速化する必要があるからのようです。

GH2とEOSでは、撮影時の撮像素子の読み出し方式が異なり、それぞれ
画素混合方式(Pana GH2)、ラインスキップ方式(EOS )といいます。
画素混合方式は複数の画素を混合した形で一括で読み出します。
ラインスキップ方式は1行ずつではなく、数行ずつ飛ばして読み出します。

一般的に良いとされているのは、画素混合方式の方。
でも実際どのくらい画として差があるんだろう?
・・・って思ってたら、ちょうど面白い文書をみつけました。
(お勉強中なので理解が違っていたらすみません)

上記の画像はPanaのイメージセンサ技術に関する文書
文中に両方式の比較が出てきます。
GH2は近傍9画素混合らしいので、正確にはGH2の解説ではないですが、
方式の違いによる効果は同じと見て良いんじゃないでしょうか。
Panaの技術者が720×480での両方式の比較を解説しています。

上記の図の左側が画素混合、右側がラインスキップ(従来動画モード)。
垂直方向のコントラスト再現性に注目。
ラインスキップは200近辺で消滅してます。
垂直方向に間引きしているからだと思います。
逆にスキップしていない水平方向に関しては、明るさの違いはあるけど解像度自体はさほど違わない。
明るさが異なるのは画素混合によって感度が上がるからでしょうか?

また、ラインスキップは偽色・モアレが出てますね。
(出る理由はこちら参照)

同じサイズの撮像素子での比較なので、そのままEOSとの画質比較結果ではありませんが、
うーむここまで差があるのか。。。。

GH2ハックでMPEG圧縮率を下げると高画質になるわけだ。
元絵がそもそも違いすぎる。。。

EOSもマジックランタンによるbitrate変更のハッキングは多くやられてるんですが
大して効果がなかったのは元の1枚絵の質の違いなのかな?
(注:マジックランタンでは、GH2のようなGOP変更は困難なようで実施されておらず、行われてるのはqscaleの変更のようですが)


さて、
この画素混合でさらに上を行く方式が、
富士フイルムのハニカムEXR
近傍画素混合だと隣り合う異なった色を混合して読み出してしまうのが発色上問題になるらしく、
ハニカムEXRは画素のRGBの並びをハニカム形状にして、
混合した際に同じ色が混合するようにな配列で設計されているようです。

さらにPanasonicでは次世代の方式として
DRE方式というものを開発中のようです。

なんだか新技術は果てしないものがありますね。。。。