ミニチュアのように見える写真や動画をたまにみかける。
下記のようなやつ。




なんでミニチュアのように小さく見えるかというと、以前に書いた被写界深度が関係しているみたい。

・被写界深度はレンズの焦点距離が短い(広角よりな)ほど深くなる。
・被写界深度は絞りを絞り込む(F値が大きい)ほど深くなる。

という2つの性質があるのですが、距離が遠い場合、ほぼ全てパンフォーカスになる。
人の肉眼は35mm換算で50mmレンズ相当なので、
例えば30mの距離のものは、F2.8の場合でも、被写界深度は手前約14m―無限大でとても深い。
それより絞ればもっと深くなる。 

つまり、風景(巨大な物)は、一定距離離れているため、浅い被写界深度で見えることはありえない。
と、人間の脳は思い込んでいるので、
写真の手前と奥を故意にボカした加工を施すと、
被写界深度が浅いように見えるので、これは小さいものなのだと勘違いさせて、
ミニチュアだと錯覚させることができると。

これ以外にも、タイムラプス撮影したり、色を原色っぽく彩度を強めたりして
ミニチュアっぽさを味付けするみたいですけども。

もちろん、普通のレンズを使ってもこういった写真は撮れないのですが、
Tilt-Shiftレンズという特殊なレンズを使用することが多いです。
Canonのレンズだと「TS-E」で始まるレンズがこれ。

ただし、Tilt-Shiftレンズの本来の使い方は、ミニチュア写真とかではなく、
建物をアオリ撮影するような場合に
正常なパース・ピントで撮影する目的のレンズです。下記が詳しいです。

これを逆手にとって故意にピンを外して遊ぶとミニチュアに見えると。

他にもレンズベビーを使ったケースも見かけますけど、うまく作ってあるのはTilt-Shiftレンズですね。

お手軽に写真でやるにはフリーのボカしフィルター
TB's Defocus Filter が便利。